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2024年1月7日(日) 開催
町立久万美術館2023年度コレクション展2 開館35周年記念 久万美コレクションにみる顕神の夢

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イベント内容

久万美術館では、2023年10月21日から12月24日まで「顕神の夢―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」を開催しました。この展覧会では、自己を超えた「何か」を捉えるべく、身を焦がす思いで制作する表現者たちの心情を「顕神の夢」と名付け、「人間を超越した『何か』を感知表現すること」をテーマに多様な作品を紹介しました。

今回のコレクション展では、当館の所蔵作品の中から、「顕神の夢」という趣旨によって選定した作品をご紹介いたします。

幻視や幻覚といったかたちで「何か」を感じた者たちは、受け取ったものを自身の作品に反映させます。「何か」を求め幻視することを制作のモチベーションとした村山槐多(1896-1919)、長野の自然の中に「何か」を見出した河野通勢(1895-1950)、自身の内側の情動を描こうとした萬鐵五郎(1885-1927)、身近な風景をまるで別世界のように描いた三輪田俊助(1913-2015)らの作品を展示します。

また、「何か」に突き動かされて制作に向かう姿勢や、常人を超越した制作行為そのものを「顕神の夢」のひとつの側面と捉えました。三輪田米山(1821-1908)は泥酔し、自我をなくした状態で筆をとったといいます。これは、自身でも予測できない境地に立つことで表現される「何か」を期待していたためだといえるでしょう。木下晋(1947-)は、「モデルの内面世界に裏付けされた表層を描く」ため、徹底的に対象と向き合い、人間という存在を捉えようとします。多和圭三(1952-)は、ひたすら鉄を叩き、作品を制作します。その途方もない繰り返しの行為によって、鉄は無機質な塊から新たな表情を持つ別の存在へと変容します。

新たな視点から当館のコレクションをお楽しみください。

いわれ・開催趣旨

村山槐多、萬鉄五郎ら日本近現代の洋画、書画など約1000点を収蔵。自主企画展を年に1回程度開催。美術館としては珍しい地元の久万杉を使った木造平屋建築で、まるで森の中にいるような心地よさ。

イベント概要

イベント名
町立久万美術館2023年度コレクション展2 開館35周年記念 久万美コレクションにみる顕神の夢
開催日時
令和6年1月7日(日曜日)~5月12日(日曜日)​
観覧料
一般:500円(400円) 高大生:400円(320円) 小中生:300円(240円)
観覧料割引
20名以上の団体、高齢者(65歳以上)、障害者手帳提示ならびに付き添い1名は()内の割引料金がご利用いただけます。
開催場所
久万美術館
連絡先
0892-21-2881

Access
アクセスマップ

〒791-1205 愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2−1442−7

● 松山空港から・・・車で約55分

● 松山ICから・・・車で約35分

● JR松山駅から・・・JR四国バスで約70分 「久万中学校前」下車 徒歩約10分

みきゃん

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